湿邪?

おはようございます。青葉台駅徒歩3分くつろぎ鍼灸整体院の石田です。
ジメジメとした梅雨の時期、なんとなく体が重だるい、頭がボーッとする、胃腸の調子がイマイチ……そんな不調を感じていませんか?
実はこれ、東洋医学でいう「湿邪(しつじゃ)」の影響かもしれません。
◆「湿邪」ってなに?
東洋医学では、自然界にある気候の変化や外的要因を「六邪(ろくじゃ)」と呼びます。
この中に「湿(しつ)」があり、これが体に悪さをすると「湿邪」となって現れます。
梅雨は雨が多く、空気中に湿気がたっぷり。
この余分な湿気=湿邪が体内に入り込みやすい季節なのです。
◆湿邪による代表的な不調
湿邪の特徴は「重たさ」「停滞」。
体内に湿がたまると、以下のような症状が起きやすくなります。
体が重だるい
関節が痛む(特に朝や湿気の多い日)
頭がスッキリしない
食欲不振、胃もたれ
むくみやすい
下痢や軟便が続く
特に、もともと胃腸が弱い人や冷え性の方は影響を受けやすいです。
◆湿邪に負けないための養生法
梅雨を快適に過ごすためには、体内の余分な「湿」をため込まないことが大切です。
東洋医学的には、「脾(ひ)=胃腸の働き」を整えることが湿邪対策のポイントです。
●食養生のポイント
温かい食事を心がける(冷たいもの、生ものは控えめに)
利水作用のある食材をとる(はと麦、小豆、とうもろこし、緑豆 など)
消化によいものを選ぶ(おかゆ、蒸し野菜、味噌汁 など)
●生活習慣のポイント
湿気の多い日は無理せずゆったり過ごす
入浴でしっかり体を温める
適度に汗をかいて湿を外へ出す(軽い運動やストレッチ)
◆鍼灸・整体でも湿邪ケアが可能です
東洋医学の観点から、鍼灸や整体でも湿邪による不調のケアが可能です。
胃腸の働きを整えるツボや、水分代謝を助ける経絡にアプローチすることで、
重だるさやむくみの改善をサポートできます。
「最近なんとなく調子が出ないな…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。